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ジャジーな演奏のように

設計部の林です。

春です。
弊社の近くにある熊本高校の桜も満開を迎えています。

昨日、いつも見ている「題名のない音楽会」で、ふと考えさせられるシーンがありました。

葉加瀬太郎さんが若い塾生のバイオリン演奏を聴いてアドバイスをする回、その中で、エルガーの「威風堂々」をジャズ風に弾くというお題を出されるも、バックバンドと見事に演奏をこなした塾生がいました。

しかし、葉加瀬太郎さんは、完璧な演奏だったと言いつつも、ジャズではないと評価します。
譜面通りに弾いているが、一人で弾いていると。
そこでアドバイスは「後ろ(バックバンド側)を向いて演奏してみなさい」でした。
すると、素人の私でもわかるほどにバックバンドとの旋律が絡み合い、ぐっと雰囲気が高まる演奏になりました。

そこで思ったのです。
私も割り振られた仕事のみに集中しすぎていないか。
もっとまわりを見て呼吸を合わせながら、目線を合わせながら設計を進められれば、お施主様にお渡しする物件の雰囲気も、もっと高まるかもしれないと。

今日から4月という事で、新しい組織に身を置く人も多い事でしょう。
弊社も新入社員を2名迎えました。
目先の仕事に手いっぱいの時期も多いかもしれませんが、せっかくのお仕事です、まわりの方と呼吸を合わせて、ジャジーなセッションを取るように、仕事も楽しんで進めましょう。