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コンクリートの表情① はつり仕上

設計部の上本です。

前回に引き続き、今回はコンクリートの魅力の1つ、仕上の違いによる表情についてお伝えします。

MOLSのコンクリート住宅では、外壁の仕上として石張り、タイル、塗り壁等もお選びいただけますが、コンクリートを活かした仕上が最もご好評頂いており、施工例も最多となっております。

コンクリートを活かした仕上は、主に4種類あります。
・コンクリート打放し仕上(打放し補修+コンクリート素地色に合わせた塗装)
・カラー塗装仕上(打放し補修+白や黒などアクセントになる色で塗装)
・コンクリート打放しはつり仕上
・コンクリート杉板化粧型枠打放し仕上

まず、はつり仕上について詳しくお伝えしていきます。
写真は、4月竣工予定のMOLSのお住まいのはつり仕上の様子です。

職人さんがはつり機を使って少しずつコンクリートの表面を削り、はつり模様をつけていきます。

 

こちらのお住まいは、お施主様のご厚意で4月に完成内覧会を予定しております。
はつり仕上の面積が大きく、外観のアクセントになっており、コンクリートならではのシンプルで迫力ある外観をご覧になることができます。

はつり仕上は、コンクリート打放し面にアクセントをつけることができますが、素材が同じコンクリートであることから、アクセントが浮くことなくなじみ、全体としてコンクリート造ならではの重厚な外観を醸し出すことができます。
また、表面の凹凸が彫刻のような表情となり、照明の光を当てることで陰影が強調され、夜に大変美しい壁面の演出ができることも魅力のひとつです。(施工例:中原眼鏡店様)

↓こちらは、3月竣工予定のMOLSのお住まいですが、玄関まわりに2種類のはつり仕上を施すという、MOLSで初めての試みです。

施工の前に、はつり仕上の荒さ、深さについて職人さんと打合せを行って作業に臨みました。
初めての試みのため、意図通りの仕上がりになるか心配もありましたが、職人さんの技術で2種類のはつり仕上の違いを綺麗に出すことができ、お客様にも満足いただける仕上がりとなりました。

次回4月は、引き続き、杉板化粧型枠についてお伝えしたいと思います。