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屋上庭園

設計部のUと申します。
新たにブログメンバーに加わることになりました。
ランドスケープ設計の経歴がありますので、建築のお話プラス、アプローチやお庭に関わる話題も提供していきたいと思っております。

モデルハウス平成はオープンして今年で6年目となります。
外観の特徴ともなっております車寄せの長い庇は、屋上緑化をしております。
ぱっと見、モデルハウスの庭の緑が道路側から見えていると思われるかもしれませんが、この植栽は屋上緑化なんです。
内部のステキ廊下からお庭を見ると、まず廊下と同じレベルの庭、そして正面のコンクリート塀上に屋上庭園が見える2段構造になっています。
↓上や横からの写真をご覧いただくと、わかりやすいですね。
 

モデルハウス平成は会社や倉庫が立ち並ぶ立地にあり、外部からの目線を遮り内部に別世界を創出するためにコンクリート塀が必須でした。
でも、ただのコンクリート塀ではつまらないので、塀に庇を組み合わせることで力強い水平ラインが生まれました。
庇の下は車を停めるのにちょうどいいスペースです。
さらに、そこに緑をあしらうと…以前の私はコンクリートの無機質さが和らぐと考えていましたが、今は無機質さがより際立つのではないかと考えています。
コンクリートと緑の組合せは、緑はより生き生きと見え、コンクリートはより素材感が生きてくる、そんな風に感じます。

お客様から特にメンテナンス面で敬遠されがちな植栽ですが、モデルハウス平成の実例として、年に一度の剪定と気になる際に草抜きや落ち葉掃除を行っている程度です。
植え方のデザイン(土があらわになる部分を少なく)や樹種の選び方でメンテナンスの手間も変わってきます。
ご興味があられましたら、ぜひ一度ご相談ください。