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MOLSの水庭

設計部の上本です。
もうすぐ8月、暑さのピークを迎えようとしています。
熊本は盆地で蒸し暑い夏には慣れている方だと思いますが、以前は感じられた夕方や早朝の涼しさは消え、秋の訪れと言われる藤崎宮例大祭が待ち遠しく思われます。

猛暑の中少しでも涼をお届けしようと、MOLS平成では「自宅の水庭に夏が来た」と題して、水盤をテーマにしたイベントを開催しています。
そのイベントにちなんで、MOLS平成の各所にある水庭をご紹介したいと思います。

玄関前のカスケード
ご来場の際、室内を中心にご案内しがちなので、この角度からカスケードをご覧いただく機会はあまりないかも知れません。
コンクリートの建物は石、タイル、植栽などの異素材との組合せで、コンクリートの力強い表情や重量感、素材感がより生きてくると感じます。

TUDOIの水盤 
なんと建物の中に水を引き込んでいます。
床と水面が近く、モルタル塗りの床のヒンヤリした温度と相まって夏向きの造りです。

以前、夏のダイレクトメール用に撮影した写真ですが、和のしつらえも合います。
TUDOIにはもう1つ水にまつわる仕掛けがあるのですが、それは来られてからのお楽しみ。

キッチン

キッチンの脇にあるポケット空間。
外部に小さな水盤があります。
MOLS平成のコンセプト「100年のときめき」はさまざまな居場所というピースで表現しており、ここも居場所のひとつ。
お料理中のちょっとした待ち時間に水盤を眺める、お茶を飲みながら本を読むなどの情景を思い浮かべていただければと思います。

浴室から眺める水盤

浴室の外部にはリゾート感のある水盤を。
自分の家が一番好き、どこかに出かけるよりも家が一番癒されると言っていただけるような家づくりをめざしています。

自分だけの隠れ家

建物の裏側、外部からコンクリートの壁で切り取られたプライベートな水盤です。
2階の奥まで進み階段を下りたところにあるので、家の中からも別世界、自分だけの隠れ家空間です。

さいごに…

天井に映る水紋。
お天気がよければ見ることができます。
水紋を眺めていたいから…とご自宅に水盤をつくることを決められた施主様もいらっしゃるほど素敵なシーンです。

以上、MOLS平成には様々な水盤があり、随所で水を愉しむことができます。
これほどまでに建築に水を取り入れることができるのは、コンクリート住宅ならではの特長です。
この機会にMOLS平成を訪れ、水庭で涼を愉しんでみませんか。