MOLS平成　メンテナンス工事 ①

設計部の上本です。
MOLS平成は2015年5月にオープンし、今年で8年目を迎えます。
経年により気になるところが少しずつ出てきまして、6月からメンテナンス工事を進めております。

ダイニングキッチンの床は、ホワイトオークの幅広無垢材にソープフィニッシュを施しておりましたが、熊本地震で水盤の水が跳ねて水浸しになって以来、色ムラが気になるようになっておりました。
ソープフィニッシュは一般的な塗装と違い皮膜をつくらないため、ホワイトオーク無垢材の素材感を生かすという点では最適な仕上です。
一方で撥水・防汚性能では劣り、メンテナンスの手間がかかりますので、お客様のお住まいには、あまりお勧めできないご提案となっておりました。

今回、ダイニングキッチンの床仕上を再検討し、オスモウッドカラーワックスを採用することにしました。
ウッドカラーワックスは木目を生かす半透明の着色仕上であり、耐久性、撥水性、防汚性に優れ、家庭内で使われている液体などでシミにならないという点で、ソープフィニッシュの弱点をクリアしています。
これなら、無垢材の木目を生かしながら、メンテナンス面でもお客様にお勧めできると思っております。

さてリニューアルの結果は
Before

After

床塗装と同時に中庭の芝生もリニューアルし、緑が美しくなっております。

梅雨明けからは、外部も含めて本格的にメンテナンス工事を行ってまいりますが、MOLS平成はメンテナンス工事中も開館しております。
（臨時休館の際はHPにてご案内いたします。）

ご迷惑おかけいたしますが、メンテナンス中は、実際のお住まいの新築後のメンテナンスについても、より具体的にご説明できるかと思いますので、ご興味があられましたらぜひMOLS平成へ足をお運びください。